眼鏡(メガネ)の処方(度数やフィッティング)が目の疲れにどれだけ影響しているか?メガネの度数が目の疲れに与える影響について最新の情報を交えてわかりやすくご説明します。

眼鏡処方の度数が目の疲れに与える影響は?

眼鏡処方の度数が目の疲れに与える影響は?

過矯正、つまり度数が強すぎる眼鏡を使い続けると、ピントを合わせようと目の筋肉が過剰に働き、眼精疲労の原因になります。近くを見るとき特に疲れやすく、頭痛や肩こりといった全身症状にも繋がることがありますので注意が必要です。

なぜ「やや弱めの度数」が疲れにくいの?

なぜ「やや弱めの度数」が疲れにくいの?

スマホやPCなど、近距離の作業が増える現代では、やや弱めの度数の方が目への負担が少なく、リラックスして使いやすい傾向があります 。強すぎるとピント矯正が過剰になり、目の疲れの蓄積を促進してしまいます。

乱視や遠視・老視の調整は目疲れ防止に役立つ?

乱視や遠視・老視の調整は目疲れ防止に役立つ?

隠れた遠視や乱視も、無意識にピント調整することにより眼精疲労を起こします。調節麻痺薬を使った検査で、本来の屈折状態をきちんと測定し、必要な遠視や乱視成分も適切に補正することで、疲れを緩和できます。

フィッティング調整って本当に必要?

フィッティング調整って本当に必要?

レンズの光学中心と瞳孔位置、鼻パッドやつるの角度がずれていると、見え方に違和感があり、目の疲れを誘発します。定期的に眼科での眼鏡・コンタクトレンズを含めてフィッティング調整を行えば、使い心地が格段に良くなります。

定期的な視力チェックはなぜ重要なの?

定期的な視力チェックはなぜ重要なの?

眼鏡を作った後も、定期的な視力チェックは非常に大切です。目の状態は年齢や生活習慣によって日々変化しています。たとえば、スマートフォンの使用が増えれば近くを見る時間が長くなり、調節機能が低下しやすくなります。
また、度数が合っていないまま無理に使い続けると、知らず知らずのうちに眼精疲労を引き起こし、集中力の低下や肩こり、頭痛にもつながります。定期的に視力測定を行うことで、最適な眼鏡の度数に調整でき、快適な視界を維持することができます。
特に、以下のような症状がある場合は、すぐにチェックを受けるのがおすすめです。

  • 夕方になると目がかすむ。
  • 視界がぼやける時間が増えた。
  • 頭痛や肩こりが頻繁に起きる。
  • パソコンやスマホ作業後に強い疲れを感じるようになった。

こうした不調の背景には、視力変化だけでなく、眼鏡が合っていないことも考えられます。目に無理をさせないためにも、定期的な視力チェックとメガネ・コンタクトレンズの度数チェックを眼科で行いましょう。

日常生活でできる疲れ目対策とは?

日常生活でできる疲れ目対策とは?
  • 20分ごとに20秒、5〜6m先を見て目に休息を与える習慣。
  • 照明の工夫、ホットタオルなどでの血行促進。
  • 定期的な休憩、十分な睡眠。

これらにより目の緊張がほぐれ、処方の効果が高まります。

まとめ

眼鏡処方は、度数、乱視・遠視補正、フィッティング、生活習慣など多角的に目の疲れに影響します。特に過矯正を避け、自分に合った度数・調整を丁寧に選ぶことが重要です。もし、メガネやコンタクトレンズを使用して目の疲れや充血、眼精疲労を感じる際には、お気軽にご相談ください。

よくある質問(Q&A)

Q. 新しく作ったメガネで疲れやすい原因は?
A. レンズ設計やフレーム形状の変化に体が慣れていない可能性もあります。通常2週間程度で順応しますが症状が良くならない際に眼科受診をおすすめします。

Q. 眼科での処方箋と店頭での視力測定の違いは?
A. 眼科では病気の有無を確認しながら、調節麻痺薬などを用いて正確な度数を測定できます。専門的なチェックが受けられ、疲れにくいメガネ処方が行えます。

Q. パソコン用と遠く用、使い分けた方がいい?
A. 生活スタイルに応じて使い分けるのは◎。遠近両用やPC用レンズを利用することで、目的に合った見え方が可能です。

Q. どれくらいの頻度で検査すれば良い?
A. 定期的な検査は6ヶ月〜1年ごとが目安ですが、違和感や疲れを感じたらすぐに眼科に相談しましょう。

Q. 疲れ目用点眼薬って処方箋なしで買える?
A. 薬局で買える点眼もありますが、根本改善のためには眼鏡の見直しを優先しましょう。

眼鏡処方と目の疲れの関係は深いです。自分に合った度数と装用環境を大切に、快適な視生活をお送りください。

院長より皆さまへ

メガネ処方に関してですが、最近、立て続けにやや強い眼鏡を使用している患者さんに遭遇しました。
強いと言うと遠くまでよく見えて、なんだか良いように思われるかもしれませんが、上記に説明した通り、スマートフォンやパソコンなどの割と近い距離を見るのには、目にとって疲れやすい状況になってしまいます。
弱い度数のメガネというとネガティブな印象を持つかもしれませんが、裏を返すと目にとって優しいメガネになります。個人的には、後者をおすすめします。
もし、メガネやコンタクトレンズを使用して目の疲れや充血、眼精疲労を感じる際には、お気軽にご相談ください。既存のメガネが合っているのか確認をいたします。